権威療法

権威を悪用するケースも少なくありません。権威を鵜呑みにするのは危険です。 詳細は健康情報を評価するフローチャート等を参考にしてください。

国立機関 

アガリクスの宣伝に国立がんセンターが効果を認めたかのような記述が見掛けられます。 しかし、国立がんセンターは アガリクスあるいはプロポリスは、ヒトに対する効果の研究がされていない がんと野菜-国立がん研究センター中央病院 きちんとした研究として検討した成果がない 食道がんの治療-および患者の立場からみたがんの早期診断--国立がん研究センター中央病院 と表明しています。

漢方薬を名乗るドリンク剤の宣伝で、米国国立がんセンターが臨床試験をして効果を証明したとの記述が見掛けられます。 しかし、米国国立がんセンターなる組織は実在しません。 また、そのドリンク剤は秘密の製法と成分で作られており、証明対象となる物質を確定できないため、国立機関が効果を証明することは不可能です。

学術団体 

一口に学会と言っても、真剣に学術研究をする正統な学会もあれば、学術研究をする気が全くないのに権威付けを目的として学会を名乗っている組織もあります。

学会発表 

日本の学会の発表は落選が無いため、会員登録すれば誰でもどんな研究でも発表することが出来ます。 審査があっても本物の保証にはなりませんが、明らかな間違いや価値のない研究は審査によって弾くことが出来ます。 学会発表では、そうした審査を通らないような研究であっても、自由に発表することが出来ます。 よって、学会発表は、単に学会で発表しただけであって、学会に認められたことにはなりません。

ただし、学会発表にも一応の審査があり、その審査結果によってランク付けされ、ランクによって発表形式が違います。 最も低い評価を受けた研究はポスタリゼーション(ポスター掲示)などになります。 学会発表の場合は、その発表形式にも注目しましょう。

学会と名の付く権威付け組織 

「学会」と名付けながら、学術団体ではない組織も存在します。 例えば、未検証の単一技術を対象にした学会は真剣に学術研究をする団体ではありません。 何故なら、その技術が否定されればその学会のやることが無くなるからです。 つまり、その学会はその単一技術を肯定するためだけに存在するのであって、否定される可能性を想定しない学会などは学会の名を借りた宣伝団体に過ぎません。

職業 

教授 

大学教授が勧めながら、その教授が勤める大学病院では実施せず、個人経営のクリニック等でのみ実施されている物があります。 これは明らかに不自然です。 本当に効果があるなら、どうして、その教授が大学病院で実施しないのでしょうか。 こうした類の物で、教授(当時)が告発された事例があります。 この事例では、治療効果を意図時に水増しし、効果の全くない多数の事例を効果有りとして数えていました。 このように、教授の名前で権威付けをしている物は要注意です。

医学博士 

日本では、医師免許がなくても、医学系大学院の博士課程を修了するだけで医学博士になれます。 よって、医学博士と言っても医者とは限りません。 また、医学博士は掃いて捨てるほど存在します。 医学博士より数の少ない教授の権威を利用した療法でさえ怪しいのだから、医学博士療法がどれほどの物かは推して知るべしでしょう。

その他 

誰でもなれるような肩書き、聞いたこともないような肩書きでは、権威付けにさえなっていません。

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