第094回国会 衆議院 予算委員会 第11号

これは丸山ワクチンの真相の一部である。

○草川委員 薬価算定のオープン化ということに若干の示唆をされた御発言でございますので、そういうことをぜひ採用していただきたいと思います。 そこで、時間がいよいよなくなりましたので、私、きょうは実は総理に、お願いがあるわけですが、丸山ワクチンという問題がございます。 細かい経過は一切抜きます。 私どもは医者ではございませんから、効くとか効かないということを政治の場で論議をすることは厳に慎まなければいけない、こういう立場を私は持っております。 しかし、行政ということは差別があってはいけない。 同じ薬の申請をしたら、同じように片一方も出たら同様な基準で審査をしてもらいたい、これ一点張りで、私は何回か丸山ワクチンの問題を取り上げてまいりました。 しかし、残念ながら、いまもって結論がついておりません。 ようやく追加資料が出てまいりまして一定のところまで来たわけでございますが、昨年、園田厚生大臣は私の答弁に、私は裏の裏まで承知をしておる、とにかく差別をしないようにするということを約束をしていただきました。 しかし、私はそうありたいと思うのですけれども、率直なことを申し上げまして、薬事審議会というのですか、そういう偉い大学の先生方の間では、この問題についてはこじれにこじれ切っておるわけです。 いまのままでいくとするならば、丸山ワクチンは幻のワクチンに終わりかねません。

そこで私は、何回か申し上げますが、政治がそういうものに関与することは間違いだと思いますけれども、国民のがん治療という問題、そして毎朝五百人から六百人の人が、北海道から九州まで、寒空に並んでおるという事実を政治家は黙視すべきではない、こういう意味で、私は総理から、この薬事審議会の先生方のこじれた問題だけは解きほぐすような方向を探るような行政のあり方だけはぜひ御指導願いたいと思いますので、その点についての御意見をぜひお願いをしたいと思います。

○園田国務大臣 お許しをいただいて、前に一言だけお答えをいたします。

これも御発言のとおり、前の臨時国会で詳細に御発言があり、私もこれに対してある程度具体的にお答えをしたことを、確実に覚えております。おっしゃるとおり、こういう問題は単なるムードでやるべきではなくて、学問的にこれを公平に審査しなければ、後々問題が起こってはならぬと存じますが、また一方、これが薬害がないこと、もう一つはこれの製造許可を与える、実際使った人が望む声が非常に多い、それは海外までございます、こういう点は大臣として考慮すべきで、あとは薬事審議会の答申を待つべきでありますけれども、これは先般申し上げたとおり、資料その他について事務当局も非常に親切に世話してあげなさい、こういうことで資料が集まり、三月士一百初回の調査会が始まるわけでございます。 御発言は十分忘れずやるつもりでございます。

○鈴木内閣総理大臣 今日、国民の間に、がんの治療対策の早期開発、これを要求する声が一層高まってきておるわけでございます。 そういう中におきまして、丸山ワクチンにつきましての審議を促進してほしい、こういう問題提起が強く出ておるわけでありますが、いま厚生大臣からも申し上げましたように、中央薬事審議会で薬学、医学の最高の水準に立ちまして、製造許可の問題をいま鋭意進めております。 厚生省におきましても、不足資料等の提示も求めまして促進方に努力をいたしておる段階でございますので、御期待に沿うように進めてまいりたいと思います。

衆議院会議録情報 第094回国会 予算委員会 第11号

約2年前の第087回国会 衆議院 社会労働委員会 第16号では、本橋政府委員は「がんの免疫療法剤の有効無効という判断の中心のところは、腫瘍の縮小効果」「クレスチンあるいはピシバニール等につきましては腫瘍縮小効果が見られた」「丸山ワクチンにつきましてはまだ腫瘍縮小効果についてのデータが提出されておらない」と「差別」はなく「同様な基準で審査」していることを説明している。

この草川委員の質問に対する園田大臣の回答はおかしい。 「差別」などは存在しないのだから、審査の経過を明らかにして説明すれば良い。

尚、「園田厚生大臣は私の答弁に、私は裏の裏まで承知をしておる、とにかく差別をしないようにするということを約束をしていただきました」は、「園田厚生大臣」が過去の差別を認めたわけではない。 その約束をした第093回国会 衆議院 社会労働委員会 第6号では、園田大臣は「過去のいきさつは存じませんが、また、わざと聞かないことにいたしております」「白紙の状態で、これに対して処理をしてもらう」「白紙に返る」と過去に差別があったの否かについては闇に葬り去ることを宣言し、「一番最初の段階に返って、感情やいきさつがあったとするならば」とする仮定の元で「それは全部なしにして公平な立場で、これを審査」としているに過ぎない。


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