圧力または陰謀説

陰謀説の真相 

一般に、陰謀説は、持論が認められない場合に持ち出されることが多いようです。 しかし、持論を認めさせたいなら、持論の説得力を補強するべきではないでしょうか。 他を陥れることで持論を認めさせようとする姿勢では、持論に説得力がないと自ら認めているようなものです。

世の中の陰謀説の全てが嘘であるとは言えません。 しかし、その多くは、致命的な矛盾を含んでおり、信用に値しません。 それらは、持論が認められない反発、無理解に基づく偏見、早とちり、売名行為、面白半分で作られた捏造でしょう。

たとえば、丸山ワクチンの陰謀説などは、その典型例です。 丸山ワクチンが承認されないことが不当だと言いたいなら、丸山ワクチンの効果を実証すれば済みます。 効果を実証できるのならば陰謀説は不要であり、効果が実証できないから陰謀説を持ち出すのでしょう。 事実、丸山ワクチンの臨床データの何処に問題があるのかは国会答弁により具体的に説明されています。 一方、陰謀説を主張する者は、陰謀によって潰されたと主張するだけで、具体的に何処に問題があるのかは指摘しません。

デマの特徴 

次のような陰謀説は三流小説にしか登場し得ない明らかなデマです。

  • 陰謀の主催者が多人数。
  • 陰謀の主催者は全員一枚岩である。
  • 陰謀の主催者の予測は常に的中する。
  • 独裁状態でもないのに絶大な権力を持っている。

丸山ワクチン・スキャンダル 

関連する雑誌記事を良く読むと丸山ワクチン・スキャンダルと言うよりはクレスチン・スキャンダルと呼んだ方が適切であることが分かります。 記事には、クレスチン単体の効果は殆ど期待できないこと、クレスチンの承認基準が異常に甘いこと、売れ過ぎたクレスチンに当時の大蔵省から圧力が掛かったこと、そのために承認基準が引き上げられたことが書かれています。 それが事実ならば、クレスチンを承認したことは不適切となりますが、丸山ワクチンを承認しなかったことは不適切になりません。

以上は、記事の内容を信用すると仮定した場合の矛盾点ですが、実は、この記事は捏造です。 国会答弁と比べると、この記事が売名行為によって作られた捏造だと分かります。 その詳細は次を読んでください。