詐欺師の言い訳

効かない言い訳 

詐欺師達は、個人差を言い訳に使う。 しかし、どんなに個人差があろうとも、統計データには治療効果が現れる。 現に、抗がん剤の効き目は個人差があるが、それでも比較試験は行われている。 また、個人差をデータ化することも可能である。 たとえば、奏効率は、効く効かないの個人差を人数比で表した数値である。 個人差を言い訳にするならば、個人差のデータを採ってから言うべきだろう。 でなければ、効かないことを個人差で誤魔化しているに過ぎない。 効く人が居ることを示せないのでは、誰にとっても効かないのに、その人にだけ効かないかのように偽装しているに過ぎない。

立証しない言い訳 

弾圧 

詐欺師達は、現代医学は西洋医学一辺倒だから、代替医療が不当に差別されていると言い張る。 しかし、医学界では、通常医療か代替医療かで差別されることはない。 西洋医学こそ絶対だと盲信する医師がいないとは限らないが、それは一部の偏屈者に過ぎない。 真っ当な医師は、通常医療も代替医療も全く同じ土俵で扱う。 そして、その結果として、現状では、代替医療に全く勝ち目がないだけに過ぎない。 不遇という点では通常医療も代替医療も何も変わらない。 根拠のない治療法は、通常医療だろうが代替医療だろうが、どちらであるかに関係なく不遇である。 通常医療か代替医療かに関わらず、根拠のない医療を一律に弾いているだけであって、代替医療を差別しているわけではない。 その基準を超える代替医療がまだ無いだけだ。 むしろ、現状では、代替医療を通常医療と同等に扱うには、代替医療を特別に贔屓する必要がある。 そうした依怙贔屓をしていないことを詐欺師達が差別と評しているに過ぎない。

責任転嫁 

詐欺師達は、医学界が代替医療を証明しようとしないと文句を言う。 しかし、それは、通常医療も同じである。 医学界が勝手に効果を証明してくれるわけではなく、効果を証明するのは提唱者や支持者である。 言い替えれば、効果が証明されないのは、医学界の怠慢ではなく提唱者や支持者の怠慢である。 それは通常医療でも代替医療でも同じ。 自ら効果を証明せず、医学界に責任転嫁するのは、証明できないことを誤魔化しているに過ぎない。

論より証拠 

詐欺師達は、論より証拠と言う。 しかし、そう言う場合に限って、体験談の羅列だけで「証拠」は全くない。 そして、唐突で突飛な珍説に基づく「論」が述べられている。 論より証拠と言う人ほど、証拠より論で物を言う。

併用療法 

詐欺師達は、代替医療使用者は他の代替医療も試しているから、何が効いたか証明できないと言う。 しかし、それは、通常医療についても同じことが言える。 他の通常医療や代替医療を試していれば、何が効いたか分からない。 このように、一例だけでは何が効いたか分からないから、統計を採るのである。 適切な手法で統計を取れば、データに治療効果の有無や大小が顕著に表れる。 それが証拠となるのである。 その証拠が採れないということは、データに治療効果が現れないということであり、それは、つまり、治療効果がないということである。

東洋医学思想