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当サイトの情報も含めてインターネット上の情報を鵜呑みにしてはいけません。主治医に相談するなどの真偽の確認は閲覧者自身が行ってください。
[真贋鑑定法]
意味不明の苦情
ネット上で嘘や誇大表現を指摘すると、必ずと言っていいほど、文句を言う人間が居ます。それは全く理解できない意見です。第一に、誰のどの意見に対する不満なのか分かりません。嘘や誇大表現の指摘は事実を述べているだけで、誰に何の命令もしていないからです。間違った意見があるなら、その間違いを指摘するなり、無視するなりすれば良いだけです。文句を言う必要は全くありません。正しい意見なら、不満を言っても事実をねじ曲げることは出来ません。第二に、仮に命令形の意見が存在したとして、どんな不都合があるのか分かりません。どこの馬の骨か分からない赤の他人の命令に従う義務は誰にもありません。赤の他人の命令を意思決定の判断材料にするのでは、主体性が無さ過ぎます。自らの主体性がないことは自分自身の責任です。
選択の優先順位とエビデンスレベル
治療効果が高く、かつ、エビデンスレベルも高い治療法を優先するのが治療法を選択するための基本中の基本です。絶対的にエビデンスレベルが低くても、相対的にエビデンスレベルが高い、すなわち、エビデンスレベルが一番の物があるなら、それは第一選択になり得ます。しかし、その場合でも、絶対的にエビデンスレベルが低い事実は正しく伝えるべきです。
責任と権利は表裏一体
どんな事情があろうと、不特定多数に対して物を言う以上、誇大表現ではなく正しく伝える努力をすべきです。正しく伝えられた情報をどう判断するかは個人の自由ですが、情報を歪曲することは正当化できません。
嘘をつく相手が家族であるならば、その嘘が当人の判断を左右しても、嘘の責任を取ることは可能でしょう。しかし、赤の他人の判断を左右する嘘をついて、その責任を取ることなど出来るはずがありません。どんな場合でも、責任と権利は表裏一体です。他人の生命を左右する行為には責任が伴います。真実を伝えていれば責任を免れることは出来ますが、嘘をつけば責任を免れることは出来ません。責任を取れない嘘をつく権利は誰にもありません。言い替えると、嘘をつくときはその嘘の責任を自分で負う必要があります。
真実を知るのも自己責任
真実を知りたくない人に無理矢理真実を知らせるのは傲慢で身勝手な行為です。しかし、自分で真実を知ろうと決意し、自分で真実を探す以上、その真実を受け入れるのも自己責任です。見つけた真実が自分の望む形でなかったとしても、その真実を提供した人に不服を言うのはお門違いです。真実を知りたくなければ、真実を探さずに目を背ければ済むことです。
真実と情報伝達
正しいことを言っても、それが正しく伝わるとは限りません。専門家には正しく理解できることであっても、知識に欠ける素人には誤解が生じる文章もあります。それが、希望的観測で物事を見てしまう患者や家族なら尚更です。そうした知識格差と希望的観測を意図的に悪用して情報を歪曲するなら、ありのままの真実を述べていたとしても嘘をつくのと何ら変わりありません。仮に意図的でなかったとしても、誤解が生じることを知りながら誤解が生じる表現を使うのは、未必の故意です。[1]予見可能な範囲で少しでも情報が歪曲されて伝わるなら、情報提供者に責任がないわけがありません。
最終更新時間:2005年04月10日 22時31分18秒
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