This is Japanese cancer treatment information data base.Please refrain from an unrelated contribution to cancer treatment information.
当サイトの情報も含めてインターネット上の情報を鵜呑みにしてはいけません。主治医に相談するなどの真偽の確認は閲覧者自身が行ってください。
当所の運営方針
目的
当所の目的は、誰もがより良い医療を受けるために活動することです。それは、全体の利益を犠牲にして個人の利益を追求することでも、個人の利益を犠牲にして全体の利益を追求することでもありません。個人の利益と全体の利益を両立することです。個人の犠牲の上に成り立つモノも、全体の犠牲の上に成り立つモノも必要ありません。目的を果たすためには、患者や家族に危機感とともに有力な希望を示すことが重要と考えます。それは、決して、絶望させることでもなければ、安心させることでもありません。努力をすれば道は開けるが、他人任せでは道は閉ざされてしまう・・・そのことを正しく伝えることです。もし、患者や家族が当所の情報を読んで、絶望の末に治療をあきらめてしまったら、当所開設は大失敗です。一方で、医者任せにしていれば治ると安心してしまっても、大失敗です。
当所には、がんの治療法に関する情報がありますが、これらを鵜呑みにしてはいけません。これらは、素人が集めた「有力な希望」の一例でしかなく、絶望するのは早いと説明するための根拠事例に過ぎないのです。また、その気になれば、個人で「有力な希望」を集めることも不可能ではないと示した実例でもあります。当所は、特定の治療法を薦める所ではありません。運営者も一般人に過ぎず、治療法そのものについてのアドバイスは出来ません。ただ、「有力な希望」の実例を示したうえで、希望が多々あることを説明するだけです。そこから先、どんな希望が残されているかは、ご自分で確かめてください。
当所では、その目的を果たすため、次のような活動を行って行きます。
- がんについて、訪問者が如何に無知であったかを知ってもらうこと。
- がんという病気や治療法の知識は、一言では語れないほど多岐に渡るものであり、単純に答えが導けないことを知ってもらうこと。
- 満足な治療を受けるためには、医者任せにするのではなく、自ら情報を集める必要があることを明らかにすること。
- インターネットその他の手段で情報を集めるコツを紹介すること。とくに、情報の真贋を見極めるコツを紹介すること。
- 皆で一丸となって改革運動を進めて行くこと。
情報の概要
見放されても、まだ、治療は受けられる
がんとは思えないほど元気に過ごしている患者の多くが、治療法がないと言われて見放されているのが、日本のがん医療の現状です。しかし、本当に治療法がないのでしょうか。こんなに元気なのに、と、誰もが疑問に思うはずです。あきらめるには明らかに早すぎます。その疑問は当然のことでしょう。そして、その疑問は正しいのです。まだ、出来ることは多々あります。そうした患者を対象に治療を行っている医師もいます。それは、特別な治療ではなく、外科手術や化学療法などの通常の治療を行っているに過ぎません。さすがに、死の一日前に治療を懇願されても何も施しようがありませんが、余命が1か月でもあれば十分に治療は可能です。その治療を受けるためにすべきことは、特別な医師を探すことではありません。それは、医師であれば、誰でも出来る治療法だからです。
満足かつ適切な治療を受けるために
外科手術については、日本の医師は世界一の腕前を持っています。一方で、放射線療法の専門家は不足しており、あまり行われていないのが実情です。化学療法に至っては、専門家は殆どおらず、まともな治療が全くと言っていいほど行われていません。そうした中で満足な治療を受けるにはどうすればいいのでしょうか。放射線療法の専門家が不足しているとはいえ、それなりの規模の病院に行けば、治療は受けられます。また、専門外ではあるけれども、多くの外科医が化学療法を行っています。治療を受けようと思えば、いくらでも方法があります。しかし、化学療法の多くは、専門外の医師によって行われています。そのため、適切な治療を受けるためには、患者や家族がしっかりと勉強し、納得できるまで徹底的にインフォームドコンセントを行い、また、セカンドオピニオンを受け、場合によっては、転院することも考えなければなりません。
不適切な治療
がんの治療においては,不適切な治療が多々行われています。最も不適切な治療は、個人差を考えない治療と必要以上に深追いすることです。また、全く追わないことも考えものです。それら、不適切な治療が、「効かない」「副作用が強い」等の間違った評判を生み、治療の妨げとなっています。参考文献を御覧いただければ、副作用を抑えるために実に様々な工夫が可能であることが分かるでしょう。それらの工夫を全くしない医師も少なくありません。これらは、医学的知識がなくても理解できることであるはずです。
個人差
どんな薬にも効き目には個人差があります。例えば、お酒にも、強い人と弱い人がいます。お酒も人を酔わせる一種の薬です。良い意味の薬と言えるかどうかは分かりませんが。ともかく、それと同じで、どんな薬にも個人差があります。一方で、薬には副作用がつきものです。一般的な薬の場合、効果の出始める量と副作用の出始める量には大きな開きがあります。それゆえに、個人差を無視して投与しても、深刻な副作用が出たり、薬が効かなかったりすることは稀です。つまり、効果の出始める量と副作用の出始める量の差が個人差を吸収してくれるわけです。しかし、抗がん剤は、効果の出始める量と副作用の出始める量の差はわずかです。それゆえに、個人差を無視して投与すれば、重篤な副作用に苦しんだり、薬が効かなかったりすることが多々あります。言い換えれば、個人差を考慮して、投与量を調整することが重要です。
深追い
がんが完治しても不死身になるわけではありません。これまで、人類の歴史の中で、200年生きた人はいません。いずれ、必ず、人は死にます。その運命を変えることは出来ません。つまり、完治と言っても、その実は、長期の延命に過ぎません。言い換えれば、長期の延命は完治に等しいと言えます。どれだけ長く健康な状態を保てるか、それこそが、治療によって得られるメリットです。
どんな治療にも危険性はつきものです。外科手術には、わずかながらも、感染症、臓器の癒着、体力の低下等の危険性があります。放射線療法も化学療法にも、わずかながらも、副作用等の危険性があります。深追いすれば、その危険性は大きくなります。また、深追いしたところで、得られる治療効果には限りがあります。治療効果を最大にする点を超えた深追いは危険性を増やすだけですし、治療効果を追求しすぎて副作用とのバランスが悪くなっては本末転倒です。バランスを考えたトータルでのメリットの最大点を見極めることが大変重要になります。
腰が引けた治療
デメリットを恐れるあまり、全く、メリットを追求しないのでは、治療の意味がありません。日本では、抗がん剤の副作用を恐れる余り、副作用も効果もない薬が多用されています。個人差に注意を払わないからこそ重篤な副作用が出るのであって、副作用が恐いと最初から腰が引けて効果のない薬を使うのでは何のメリットも得られません。デメリットとメリットのバランスを考えても、それは決して得策とは言えません。
医療の将来展望
近年のがん治療の進歩には目覚ましいものがあります。その最たるものは、分子標的治療薬やDDS製剤でしょう。これらは、従来の抗がん剤より遥かに副作用が少なくなっています。こうした薬は、ここ十年くらいの間に続々と実用化されて行くでしょう。がんが恐ろしい病気でなくなるのは、時間の問題でしょう。
健康食品等
健康食品等を利用する場合は、健康食品に頼る必要があるのか、その健康食品は頼れるものなのかを慎重に検討しましょう。先に書いた通り、医者から見放されても、まだ、治療は受けられます。それでも、健康食品に頼る必要があるでしょうか。また、今のところ、効果を実証した健康食品はありません。動物実験の結果が良いものも悪いものも、どちらも、人に効く可能性が殆ど変わらないことは、今では医学の常識です。健康食品が人に効くという研究結果は皆無です。それでも、健康食品は頼れるものでしょうか。確かに、効かないという研究結果がない以上、効く可能性は否定できません。しかし、それは、自宅の庭を掘ったら金鉱脈が出てくるという程度の、無いにも等しい可能性です。やみくもに試してみても、当たりが出る可能性は殆どありません。
一般的な商品を購入する場合を考えて見てください。自分の求める機能や性能が満たされているか否か、それが妥当な価格で実現されているか、そういった判断の元、購入する価値があると思って、初めて、購入に踏み切るわけです。だから、売る側は、消費者の購買意欲を刺激するために、機能向上とコストダウンに努めます。ところが、この常識が健康食品には当てはまりません。不確かな可能性では、その価値はゴミに等しいものです。にもかかわらず、それらの健康食品は高額です。明らかに患者の足元を見た、独占禁止法の趣旨に反する不公正な取引を行っています。これに対して、売り手は製造コストを言い訳にするでしょう。しかし、どんなに製造コストが高かろうとも、価値と価格のバランスが取れていないものは売れない、それが正常な市場原理です。だからこそ、コストダウンに努める必要があるのです。百歩譲って、業者の言い分を認めるとしても、それが事実なら、経費の内訳などを明らかにし、存在しない経費で価格を釣り上げていないことを証明すべきです。
ともかく、今はなくとも、将来、がんに効く健康食品が発見されるかもしれません。しかし、それは、今話題になっているものとは全く別の食品でしょう。何故なら、今話題になっている健康食品が本当に効くのなら、とっくの昔に効果が実証されているはずだからです。
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