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[医療制度]
選挙に行く理由
「お上がやるべき」論について
政治はその道の専門家の政治家や官僚がやるべきことで、医療はその道の専門家の医者がやるべきことだ。 政治にも医療にも素人である国民が、何故、改革を実行しなければならないのだ。
と言う人が居ます。しかし、民主主義では、誰かが制度を変えてくれるのではなく、国民が変えるのです。黙っていてもお上が変えてくれるのは封建主義であって、その場合は基本的人権もありません。さて、貴方はどちらの社会を選びますか。
- 民主制度
- 何もかも国民がやらなければならないが基本的人権が保障されている
- 封建制度
- お上が何でもやってくれるが基本的人権がない(もちろん、生存権もなければ、裁判を受ける権利もない)
基本的人権がなければ、がん医療に不満を訴える権利もありません。つまり、変えたいと思うなら基本的人権は必須であり、民主主義に則って国民が改革の主体となるしかありません。他力本願と基本的人権の両立など、幻想以外の何物でもないのです。
患者の持つ潜在力の大きさを自覚しよう
何をやっても政治など変わらないと思うなら、それは大間違いです。がん患者大集会には三千人の人が集まりました。NHKの朝の番組で紹介された途端に申し込みが殺到したそうです。番組を見れなかった人、遠くて来れなかった人、人数制限で申し込みを断られた人、参加したかったけど躊躇した人等を考えれば、がん医療改革の潜在的ニーズは非常に大きなものと考えられます。それだけの人の票が集まれば、政党の一つや二つは軽く作れるでしょう。患者や家族はそれだけの力を持っているのです。
全ての政治家は票を欲しがっています。彼らは票のためなら何でもする人達です。その彼らが善人であるか悪人であるかは大した問題ではありません。国民が一票の力で政治家を支配すること、それこそが民主政治の基本です。彼らが票を欲しがる欲求を逆手にとって、国民の言いなりにすること、民意に反する政治活動を封じることができればいいのです。
がん患者大集会には、多くの現職議員も参加しました。どうして、彼らは忙しい時間を割いて患者団体の主催する集会に参加したのでしょうか。それは、がん患者の要望をかなえることで、票を獲得できるからです。彼らは、がん患者や家族を無視できない票田と見ているのです。ならば、それを利用しない手はありません。
一人や二人の力では大したことは出来ません。しかし、がん医療改革のニーズはとても大きいはずです。それならば、患者や家族が積極的に選挙に行き、改革してくれる政治家や政党に票を投じることで、日本の医療を変えることが出来るはずです。それだけの力があるのに行使せずに無駄に眠らせておくのは、多くの患者や家族にとっての損失です。
誰に投票すれば良いのか分からない
ハッキリ言ってサイト主催者も誰に投票すれば良いのかサッパリ分かりません。現行の政治制度では、誰に投票すれば良いのか分からないのも当然です。それは、どの候補者がどんな政治を目指しているのか、有権者に十分に伝わるようになってないからです。名前を連呼するだけの候補者にも、知名度だけで票を入れる有権者にも問題があります。しかし、最大の問題は、有権者が知りたいときに知りたい情報を入手する経路が制限されていることです。そうした現状では、インターネットが一番頼りになる情報源です。しかし、公職選挙法の解釈では、選挙期間中は候補者のwebを更新してはならないことになっています。
最終更新時間:2005年08月19日 22時25分43秒
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