{{category 似非療法}} {{outline}} !!!定義 似非療法は、合理的根拠に基づく治療の選択を阻止するありとあらゆる療法と定義できます。合理的根拠に基づく治療の選択とは、次に挙げたような情報の正確な入手に努め、それを元に優先順位をつけて検討し治療法を選択することです。 *科学的証拠に基づく効果の程度 *科学的証拠に基づくリスクの程度 *費用対効果 *実現可能性 !!!見分け方 詳細は情報検証法をご覧ください。次のいずれかに該当する物は、まず、疑いましょう。 *話が不自然に回りくどい(無理矢理トリックの余地を割り込ませている?) *効能説明と販売が一対一で対応している(効能説明も宣伝の一環) *鵜呑みか否定かの二者択一しか選択肢がない(内容を検証させない) *有害事象がない(根拠がない疑い) *好転反応がある(有害事象のごまかし) *立派な理屈がある(人体は未知の部分が大半を占めるので理屈は当たらない) *ライバルを批判する(優れた商品は他をけなす必要なし) *内密な話である(インチキでないなら隠す理由なし=インチキにはコソコソする理由あり) *効かなかったときの言い訳が用意されている(反証可能性が無いとも言う。これぞ無敵!) *返金保証付き(約束を守る保証はない) *特殊能力者が施術する(証明不能) *今買わないと入手不可になる(インチキに気付かれる前に売り抜ける気か?) *聞いたこともない雑誌を見せられた(手前味噌の「学会誌」かも?) *やたら親切である(金蔓には親切にします) *どんな病気にでも効く(根拠がない) *効かない証拠がない(非証明医療の可能性は無いにも等しいくらい低い) //!!!参考 //似非療法に関わる人間心理を詳しく知りたい方は[哲哉の部屋 〜成功を目指す若人達へ〜|http://www2s.biglobe.ne.jp/~Beyond/amue/byan/guest/tetu/]が参考になるでしょう。 !!!健康食品・代替医療・統合医療の実態 健康食品については、独立行政法人 国立健康・栄養研究所が「健康食品」の安全性・有効性情報を公開しています。 代替医療については、四国がんセンターががんの補完代替医療ガイドブック:民間療法とうまくつきあうためにを公開しています。 それらによると、日本では治療効果を期待する利用法が多いのに対して、欧米で多いのは疼痛等の症状緩和や心理的不安の軽減や通常医療の副作用の緩和です。代替医療の情報が行き届いている欧米では、代替医療にはほとんど治療効果を求めていないことが分かります。 !!!だまされたときは だまされたなら[患者団体|http://med-npo.com:8080/]に真っ先に相談しましょう。新免疫療法で告発した実績があります。もし、契約等で訴えない約束をさせられていたとしても、民法の規定により詐欺による契約は無効となるので、遠慮なく訴えましょう。 webに詐欺広告が載っているなら問題のページを印刷しておくことをお勧めします。また、URL(アドレス)を控えておけば、証拠隠滅を図られても、過去の記録を引きずり出すことが出来ます。 !!!参考情報 *紀藤正樹弁護士 *[健康情報の読み方|http://www.page.sannet.ne.jp/onai/] *[非証明医療(民間療法、代替療法)の罪|http://www5.ocn.ne.jp/~kmatsu/kenshoku/kenshoku01.htm] *[冨永研究室びじたー案内|http://atom11.phys.ocha.ac.jp/] *[懐疑主義実践のページ|http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/4225/i_si/] *[進化論と創造論 〜科学と疑似科学の違い〜|http://members.jcom.home.ne.jp/natrom/] *[悪徳商法?マニアックス|http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/] *[民間療法の功罪|http://www.geocities.jp/yu_domon/minkan.htm] {{lastmodified}} {{category_list 似非療法}}