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情報検証法

This is Japanese cancer treatment information data base.Please refrain from an unrelated contribution to cancer treatment information.

がんに関する情報は総論[1]だけでも多く、各論はさらにも多岐に渡ります。そして、各論にも一般論的各論[2]と個別論的各論[3]があります。がんという病気や治療法の知識は、一言では語れないほど多岐に渡るものであり、単純に答えが導けません。そのうち、当サイトが扱う情報は総論と一般論的各論です。個別論的各論については、各自がインフォームドコンセントセカンドオピニオンで確認してください。当サイトの情報は、インフォームドコンセントセカンドオピニオンを受ける前の予備知識として活用してください。情報を鵜呑みにしてはいけません。主治医に相談するなどの真偽の確認は閲覧者自身が行ってください。

[真贋鑑定法]

検証の基本原則

 人間の性

 情報を検証する前に、どんな人間にも、必ず、次のような性質があることを知るべきです。そして、常に、自分自身がそうした状況に陥っていることを自覚すべきです。陥ってないはずだと思っては騙されます。どんなに聡明な人でも、必ず、陥ることです。それが自覚できれば、何をすべきかが分かるはずです。

  • 他人の見つけた情報より自分の見つけた情報を信じやすい
  • 楽して見つけた情報より苦労して見つけた情報を信じやすい
  • 大っぴらになってる情報より隠された情報を信じやすい
  • 希望に添わない情報より希望に添う情報を信じやすい

 疑う余地の有無

多くの人がよくやる間違いは、信じたいが故に、それが正しい「証拠」を探そうとすることです。そして、その「証拠」が見つかれば正しいと確信します。しかし、その「証拠」は本人が証拠だと信じることが出来れば、証拠として必要な要件を兼ね備えている必要はありません。第三者から見て極めて荒唐無稽な「証拠」であっても、信じたい本人にとっては決定的な証拠となり得ます。

こうした間違いを犯さないためにはどうすればいいのでしょうか。情報が真実かどうかについては、次のようなあらゆる可能性を考慮して判断する必要があります。

  • 真実を言っている
    • 正しく分析している
    • 何か勘違いをしている
  • 嘘をついている

大抵の人は、真実かつ正しい分析という可能性だけを考えて、その「証拠」を探すことに躍起になります。それが間違いの元で、人間のやることなのだから、嘘や勘違いがないと最初から決めつけることは出来ません。

しかし、疑う余地がないかどうか調べろと言うと、大抵の人は必死に疑う余地がないことを証明しようとします。細かい所を隅々まで見てはいるけど、それぞれに箇所について「間違いなどあるはずがない」と色眼鏡で見てしまっては、正しい「証拠」を探すのと何ら変わりません。きちんと検証するためには、逆の色眼鏡を掛けて話のアラを探す必要があるのです。

話のアラを探すには、本気で詐欺師になったつもりで人を騙すにはどうすればいいかを考える必要があります。その話を題材にした詐欺師になりきり、「騙すことに失敗すれば死ぬ」というくらいの覚悟で、どんな手口で騙すかを真剣に考えなければ、本当に怪しい所は見えてきません。

騙す側の立場に立ってみれば騙そうとする話は簡単に見抜けます。しかし、それでも、信じたい気持ちに負けてしまう人もいるでしょう。このような時に情報元に問い質す人がいますが、それは賢明な判断とは言えません。それではミイラ取りがミイラになります。この場合もあらゆる可能性を考慮すべきです。もし、真実を言っているなら、説明を聞いて納得できるでしょう。もし、嘘をついているなら、巧みな話術で丸め込まれるかも知れません。どちらでも同じ結果になるのでは、何も検証したことになりません。もし、丸め込まれなかったとしても、詐欺師と対立すれば身に危険が及ぶ可能性もあります。嘘である可能性が濃厚であるから、問い質したくなるのであって、そのような状況では危険性についても考慮すべきです。それでも、どうしても情報元に問い質したいなら、次のような点に注意すべきでしょう。

  • 決して、相手の居る場所には乗り込まないこと
  • 決して、自分の身元や連絡先を明らかにしないこと
  • 身元や連絡先が明らかになる連絡手段を使わないこと
  • 質問以外、自分の意思は一切伝えないこと
  • 情報は自分だけで判断せず、中立的な第三者の意見をきくこと

 第三者の判断

冷静な判断のできる第三者のアドバイスは参考になります。ただし、アドバイスは、貴方の言うことを真に受ける人、何も言わずに全面支持してくれる人に求めても意味がありません。利害関係者は論外です。客観的に物事を見れる人、できれば、否定的に物事を見てくれる人に求めるべきでしょう。

情報源の信頼性

原則として、欧米の政府直属機関、日本の政府直属機関、公的医療機関等が公式に発表している情報は信用して差し支えないでしょう。ただし、それらに現在所属している、または、過去に所属していた個人の発表する情報には信用できない物も含まれています。また、権威を悪用した権威療法もあるので注意しましょう。インターネット上で情報を探すなら、ドメイン名でどのような組織か分かります。日本の国立機関は***.go.jp(例:国立がんセンターはwww.ncc.go.jp)、日本の大学は***.ac.jp、日本の地方公共団体は***.tokyo.jpや***.osaka.jp等、米国の国立機関は***.govとなっています。

基本的に、個人の発する情報は鵜呑みにすべきではありません。その中には正しい情報もありますが、それ以上に間違った情報が多数あります。それらの情報が正しいかどうかは、内容で判断するしかありません。

では、身元を明らかにしている人は信用できるでしょうか。残念ながら、それは全く信用度を表していません。なぜなら、それが実在の人物なのか、それが本人なのか、確認できないからです。また、その人が販売業者である場合は、金儲けのために仕方なく連絡先を明かしているに過ぎません。危ない橋を渡ってでも金儲けに精を出す人もいます。連絡先が分かっていることは、何ら、その人の人物を保証するものではありません。

話の全体像が見えるか

効果を示す論文があるという話をよく調べてみると、確かに論文は発表されているけど内容は全く違うというように、全体像を明らかにしていない話を鵜呑みにするのは危険です。

科学的根拠の有無

まず、科学的根拠があるのかどうかを確認しましょう。科学であるためには反証可能性が必要条件です。反証可能性のないものは科学ではありません。詳細はTsubono Report 最新医学論文の解説健康情報を評価するフローチャート非証明医療の可能性等を参考にしてください。

 療法の定義

成分が明らかな物どおしは同一物かどうか区別できます。また、製造方法が明らかな物どおしも同一物かどうか区別できます。では、成分や製造方法が不明な物は、何をもって同一物かどうか区別するのでしょうか。

同一物かどうか区別できない物は、言い替えると何物なのか得体の知れない物ということです。そのような物に対しても効果を確かめることは可能ですが、どんな物質の効果を確かめたのかは定かではありません。つまり、同一物かどうか区別できない限り、オリジナルの物質の効果を実証しても、再生産した物に対する実証にはなりません。たとえ、同一の商品名であっても、オリジナルと再生産物が同一物であると立証できない限り、オリジナルの実証データは再生産物の実証データには成り得ません。

まとめると、同一物かどうか区別できない物、つまり、何物なのか得体の知れない物の効果を実証することは不可能です。言い替えると、効果を実証するためには、同一物かどうか区別できること、何物なのか分かることが必須条件です。

 立証責任

医薬品の成功確率が示すとおり、化学構造から一定の効果が予測できる物質だけを選んでも成功率は数千〜1万分の1くらいしかありません。効く証拠が皆無であれば、効かない証拠の有無とは無関係に、効く確率は限りなく零に近いと言えるでしょう。だから、効く証拠がないのに効かない証拠を求めたり、相手の無知のせいにして効く証拠の提示を拒んだり、立証責任を転嫁するような話は要注意です。

圧力または陰謀説を持ち出して社会から抹殺されたとする言い訳も、お金がなくて医薬品申請ができないなどの言い訳も、どちらも効くと主張しながら効果を立証しようとしない立証責任の転嫁です。本当に効果があるなら臨床試験にかかる費用|医薬品申請を考慮しても十分に承認は可能です。このように、未承認医薬品の宣伝を禁じた薬事法の規定は合理的な物であり、国民の知る権利を侵害してはいません。

 原理の説明

ページが存在しません。

 動物による実験

ページが存在しません。

 体験に基づく談話

ページが存在しません。

 臨床試験

臨床試験の証拠能力は、研究デザインや規模、追試の数に左右されます。

 学会発表

一口に学会発表と言っても、様々なレベルがあります。日本の学会には落選がなく、学会発表は学会員であれば誰でも出来ます。その中でもレベルの高い物はパネルディスカッション等が行われます。レベルが低いと見なされるとポスター発表止まりとなります。また、中には手前味噌の怪しげな学会もあるので、どんな学会での発表かも良く確認しておく必要があります。

 論文発表

医学誌に掲載される論文には当落があります。医学誌にもランクがあり、通常、IF(Impact Factor)値でそのランクを計ります。手前味噌の怪しげな医学誌には?されないようにしましょう。

 特殊能力

個人の特殊能力に依存する療法は、科学的に実証不可能です。なぜなら、事の真偽と無関係に、必ず、実験の結果が成功になるからです。

本物の能力者であれば実験は成功するでしょう。しかし、イカサマ師であっても実験は成功します。なぜなら、失敗したりトリックを暴かれたりするような実験に参加するイカサマ師は居ないからです。イカサマ師が実験に参加するのはトリックを確実に成功させる絶対的自信があるからです。

どちらにしろ、成功した実験結果からは本物かも知れないしイカサマ師かも知れないとしか言えません。これでは実験は何の証明にもなりません。

利害関係

利害関係の張本人が言っていることは鵜呑みにしてはいけません。直接的に利害関係がないように見えても、販売業者からリベートをもらっているケースもあります。表面的な親切を鵜呑みにしてはいけません。商売人は金蔓には親切にします。それは優しさではありません。

不自然な話

不自然な話には何か裏があると疑うべきでしょう。

 有害事象がない

有害事象の有無が分かるなら人間を対象とした臨床試験を行ったことになります。にもかかわらず、効果の有無が分からないのは変です。ただし、軽微なものを除く重篤な有害事象だけなら調べるのは、効果の有無を調べるより比較的容易にできます。

 好転反応がある

有害事象を誤魔化すためのに好転反応という言葉がよく使われます。しかし、それが好転反応だと言うためには、効果が実証されていて、かつ、その有害事象と効果との因果関係も実証されている必要があるはずです。効果が実証されてもいない療法に好転反応などあるはずがありません。

 万病に効く

万病に効くことを実証するのは不可能です。未知の疾病も含めた全ての疾病に効くことを確認するには、無限の検証作業が必要です。人類は無限の知識もなく、無限の労力も持ち合わせていません。

検証妨害行為

怪しげな物を売る人間は、嘘がばれないようにするために、様々な手段で検証を妨害行為しようとします。こうした検証妨害行為がある場合は話を疑うべきでしょう。

 踏み絵

鵜呑みか否定かの二者択一しかできない話は疑って掛かりましょう。これは、内容を検証させないための踏み絵に過ぎません。

 決断を急がせる

これも踏み絵を強要するための手段です。返金保証付きと言って、決断を促す事例もありますが、この業者が約束を守る保証はありません。

 内密な話である

本物なら大々的に宣伝して沢山売った方が儲かるはずであり、コソコソする必要がありません。在庫に限りがあっても、販売者側には知られて困る理由はありません。陰に隠れて商売をするのは、やましいことがあるからです。大々的に知られれば嘘がばれる確率も上がるから表沙汰に出来ないのです。

 言い訳がある

体質によって効かないことがあると説明を受けたときは、誰にも効かないと思うべきでしょう。なぜなら、顧客側には他の顧客に効いたかどうかを確かめる術がないからです。本当なのか嘘なのか確かめようのない言い訳には要注意です。

最終更新時間:2005年06月15日 17時59分11秒

真贋鑑定法

  • [1]発症メカニズム、進行の仕方、治療法の一般論等
  • [2]胃癌の傾向や治療法、大腸癌の傾向や治療法・・・等
  • [3]個別の患者の病状とそれに適した治療等

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